掛軸は元来、礼拝用に用いられておりましたが、その画風が水墨画に変わった頃から一般的に広がりはじめ、仏具として用いられる掛軸と、絵画を愛でる芸術的な掛軸がそれぞれの意味を持ち発展し今に伝わったとされています。こういった歴史背景から掛軸を芸術の観点から楽しむ愛好家もすくなくありません。掛軸を床の間に飾る情緒ある風景を楽しむのも日本の伝統文化に触れるひと時となるかもしれませんね。