
つるし雛の云われについて
こんにちは。
前回の記事でつるし雛のことに触れたので、
少し詳しく、
つるし雛とは何ぞ?
てことに触れてみたいと思います。
まず、起源は江戸時代と言われています。
ひな人形の文化が現代よりいっそう繫栄し、
お金持ちが競って美しいものを作らせた時代。
↑18世紀、1700年代の日本(おもに京都)では、絢爛かつ精巧な雛人形が作られていました。
こちらは現代の人形師が作った復刻版。またいつか、詳しく書きたいと思っています。
けれども、一般庶民には、高価すぎて手が出ない…
そこで、小さなお人形をたくさん作り、紐で繋げて吊るしたのだそうです。
どんな人にも、我が子、孫に対する様々な思いがあると思います。
😊健やかに、元気に育ってほしい…
🥰美しく聡明に…
😚やさしい子に…
😏名を成せるように…
😋食いしん坊に…
🤩今の世の中図々しさも大切…あれ、だんだんおかしいですね
…と。想いは尽きないものですよね。
その想いをこめて、飾られるのが「人形」😊なのです。
つるし雛に限りません。
多くの「人形」は、想いを託し、祈りをこめて贈るもの。
贈られた人は、飾るたび、見るたびに、その想いを受け取ります。

桃…花・葉・種の全てに薬効がある桃は、邪気・悪霊を祓い延命長寿を
金魚…たくさんの卵を産むことから多産祈願・子宝に恵まれるように
しあわせ巾着…将来の夢を巾着いっぱいに詰めて
鳩…鳩はむせないことから、赤ちゃんがお乳をよく飲み元気に成長しますように
でんでん太鼓…音を立てて悪を祓い、福を呼ぶ
唐辛子…虫除けに使われることから、可愛い娘に悪い虫がつきませんように
草履…健脚健康になり、働き者になりますように
這い子人形…赤ちゃんがたくさん「はいはい」して元気に育ちますように
おくるみ人形…可愛い我が子を大切に包み、愛情豊かに育ってくれますように
鶯…ウグイスは春を知らせる縁起の良い鳥。鳴き声を聞くと幸運が
ねずみ…大黒さんの使いと言われるねずみ。金運に恵まれるように
鞠(まり)手鞠(てまり)…丸々と円満にはずむ心豊かなくらしができるように
紅梅白梅…縁起の良い紅白の梅の花のように可愛く育ちますように
三色だんご…紅白は縁起物、緑はよもぎで、味・香りともに最も優れた薬草の一つ。
被布着…寒さに凍えぬように。着るものに困らぬように。
などなど…ほかにも地方により数多くのお人形が作られ、
それぞれに意味を持っているのです。
なんて素敵な、美しい文化なんでしょうね。
…人形のこと、少し興味が湧いてきましたか?
だとしたら、スタッフ4号、この身をもちまして喜びの舞✨を舞わせて頂きます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。